つぶやき

エンディングノートを書けない話

数ヶ月前、エンディングノートを買ってみた。

当時、体調を大きく崩していて、それで医者から「もしかしたら最悪の状態が予想される」と言われて、慌てて買ったのだった。

結局、その症状の正体はストレスが原因と判明して、何もなかった。

手元には、あの時不安な中買ったエンディングノートだけ残った。

エンディングノート書けない

「最悪な状態」を避けられたとしても、エンディングノートは1600円もしたし、書かなければもったいないなと思った。

とは言え、ほとんどのページが白紙。

書けないのだ。

気持ちがいまいち乗らない。

自分の人生が終わる、ということがいまいちリアルに想像できないからだ。

あと、「どうせあとまた考えも変わるだろうし、今書いてもなあ」なんて思っている自分もいる。

人生が終わっても別にいい

最近まで、自分の人生が終わることがとてつもなく怖かった。

周りは「死にたい」なんて嘆いている人が多くて、その人達は口を揃えて「死ぬことは怖くない」と言う。

私は、人生を辞めたい、と思ったことは何度もあるけれど、「死にたい」なんてはビビリすぎて思えない。

それは、決して私が幸せだから、「死にたい」なんて思わないってことじゃない。

とにかく、自分が消える、っていう事実が怖くて仕方なかった。

そんな私だったけれど、最近考え方が変わってきた。

知り合いが亡くなったのだ。

知り合いが亡くなってから、色々考えてしまった。

1番は、とても綺麗な死に方だ、と思った。

まあ、そんなこと言ったら、故人は怒るかもしれないけれど、私は「とても綺麗な死に方」と思った。

潔くて、かっこいい、美しい、そんな死に方だった。

もちろん、悲しい気持ちは残っているけれど、やっぱ美しいなって思った。

その人のお陰で、私の「死生観」はがらりと変わった。

「死ぬこと」が怖くなくなった。

そんなことを最後に教えてくれた彼は、本当に美しい。

私も、彼のように、死んだ時に、人の心に何かを灯すような、そんな生き方をしたい。

エンディングノートの話から、だいぶ飛躍したけれど、そんな壮大なことを、色々考えた数日間だった。

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