つぶやき

東京コンプレックス

もう、だいぶしばらくの間、都会の方に行っていない。

私の住んでいる県は、都会と田舎がきっぱり別れていて(と、私は思っている)それで、私は田舎の方に住んでいる。

電車に飛び乗って、約40分で都会に着く。

40分の間、大好きな音楽を聴きながら、窓の向こう側が緑からビル景色になるのを楽しみながら、私は電車に揺れる。

都会の駅に着くと、大型の電子広告とか、若者の娯楽の為の店とか、そういうのを見て、胸がいっぱいになる。

つくづく、私は田舎者ながらに、お上りさんだけれども、この街が好きだと思う。

私は、東京に行ったことがない。

私は、東京を渇望すると共に、東京に行くことが怖い。

東京に行ってしまったら、私はきっと今までの人生が途端に嫌になると思う。

田舎でずっと暮らしてきた、情報の少ない、選択肢も限られてきた20数年の人生を、怖くなると思う。

既に、そんな経験を、都会に初めて行った時に感じた。

それは、幸せを感じたと共に、とても恐怖だった。

今は、世の中のご時世的に、もうしばらくは都会に行けないと思う。

東京にも、もうずっと行けない気がする。

いつか、いつか行ってみたい、と思いつつ、結局行けなかった。

こんな時代になってしまったのなら、2020年以前に、勇気を出して行くべきだった。

でも、その時は、私にとって東京は早かったかもしれない。

きっと、打ちのめされて、自分が消えてしまうほど、落ちたと思う。

だから、これでよかったんだ。

いつか、いつか、強くなった時、自分の人生を100%肯定できた時に、行ってみたい。

あの大きな大きな東京に。

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